母の日を終えて、心からのありがとうを

── 花と雑貨 Lilasより

5月12日、今年の母の日も無事に終えることができました。

朝からたくさんのお客様がご来店くださり、店内は一日中、笑顔と温かい空気に包まれていました。こうして多くの方にお越しいただけたこと、心より感謝申し上げます。

毎年、母の日にはたくさんの「ありがとう」が花に託されて、私たちのお店を旅立っていきます。その瞬間に立ち会えたことが、何よりの幸せでした。

来店されたお客様には小さなお子さまから学生さん、ご家族連れまで、実に幅広い世代のお客様が来てくださったことがとても印象に残っています。

小学生の子どもたちが友達同士で「どれがいいかな?」と話しながら選んでいる姿や、お父さんと手をつないで照れくさそうにお花を選んでいる親子、高校生が真剣な表情で一輪一輪を吟味する姿など…。

店内のあちらこちらに優しさと愛情が溢れていて、心が温かくなる思いでした。

ある女の子は、「お母さんはピンクが好きだから、これとこれがいいと思う」と、小さな手で真剣に花を選んでくれました。たくさんの花の中から、色のバランスやお母さんの好みを思い浮かべながら選ぶその姿に、思わず胸が熱くなりました。

また、ある大学生の男の子は、「今年はバイト代で、ちゃんとプレゼントしたくて」と話してくれました。遠方に住むお母さまに贈るために、持ちの良いお花を熱心に尋ね、仕上がった花束をじっと見つめていた姿がとても印象的でした。

お客様それぞれが、大切なお母さまを想いながらお花を選んでいる姿には、本当に多くのドラマがありました。それは大げさなものではなく、日常の中にある、ささやかで、でも確かな「感謝の気持ち」。
そんな想いが花を通して形になり、誰かの心に届いていく――その美しさを、今年もたくさん見せていただきました。

「いつもありがとう」「元気でいてね」——
そんな言葉が、花とともに届けられた母の日。
「花と雑貨 Lilas」が、その気持ちをお手伝いできたことを、私たちはとても光栄に思います。

私たちが作った花束やアレンジメントが、お母さまの手元に届いた瞬間、笑顔が咲いていたらいいな…と想像しながら、一つひとつ心を込めてご用意しました。
きっとどの花にも、それぞれのご家族の優しさが込められていたはずです。

改めて、母の日に「花と雑貨 Lilas」を訪れてくださったすべての皆さま、本当にありがとうございました。皆さまの「ありがとう」が、きっとそれぞれのお母さまの心に、やさしく、あたたかく届いていることと思います。

そして、母の日だけでなく、日々のなかでもふと思ったときに「ありがとう」や「元気でいてね」の気持ちを伝えるきっかけとして、お花がそばにあることを、私たちは願っています。

これからも「花と雑貨 Lilas」は、お花と雑貨を通して、皆さまの想いに寄り添えるお店でありたいと思っています。また次の特別な日も、何気ない日常の中でも、皆さまにお会いできることを楽しみにしています。

心からの感謝を込めて。


花と雑貨 Lilas オーナーより